命は大切?多分その先には何もない。

そろそろブログを書いてみようかなと思い立ったので、手始めに話題を選んでみる。

女流作家「子猫殺し」 ネット上で騒然 : J-CASTニュース

当の「子猫殺し」に関して、私は特に意見を持たない。なぜなら、大した問題であるとは思っていないからである。私が興味を引かれたのは「ネット上で騒然」の方だ。


いろいろ見て回ったが、大半が猫好きの人による感情的な反発であるように思える。その人達の反発はまぁ仕方のないことだろう。当の作家もそれは当然予想していたと思われる。
ただ、それらの反発の中で「命は大切」ということが当然の様に受け入れられていることには、違和感というか時代というか…ある種の「ふーん」感を持った。確かに、「命より大切」という常套句が「命の次に大切」に取って代わられて久しい気がする。


私が若いころは「ただ生きているだけならウンコ製造機」というフレーズも普通に受け入れられていたものだ。今でも命そのものは無価値だと思っている。価値があるのは「生き様」であり、命はその手段でしかない。
「生き様」は人間特有のものであり、猫にそれはない。人の命を奪うことは同時に「生き様」も奪うことであり悪となる。しかし、猫の命を奪っても「生き様」は奪わないので悪ではない。


無条件に「命は大切」などとしてしまうと、袋小路で身動きが取れなくなる。その先には何もない。