メタファは例え話でしかない。

対象理解の手助けにはなっても、直結させるのは危険だという話。

404 Blog Not Found:「あちら側」と「こちら側」のルールメイキング

言及記事はネット社会=実社会間の裂け目について。
「あちら側」「こちら側」と分けるのは、「一様な社会」の存在を前提としているようで少々頂けない。どちらの側の内部もまた一様ではない。


ところで、記事中ではウェブサイトのメタファとして「家」「電話」を使った例え話がある。言及したかったのはこちらの話である。

先の「無断リンク」の件で、tinycafe氏も「家」のメタファを用いて説明されていた。が、ウェブサイトのメタファとして「家」は適切とは思えない。実際、氏の「無断リンク=裏口から進入」という例えは理解に苦しんだし、正にそこが争点だともいえる。


で気が付いたのだが、以前ネットが一般的になってきた時に、URLを「住所のようなもの」とした解説を何度か聞いた覚えがある。
「URL=住所」=>「ウェブサイト=家」ということか...。

疑問は氷解した。が、メタファは「そのもの」ではないということをtinycafe氏に理解して貰えるのだろうか。

安易な例え話は危険だ、ということがよく解る一件であった。


[追記]
ブラウザのツールバーを眺めて笑ってしまった。
見事な「家」のアイコン。
確かに、tinycafe氏は「ホームページ」ではなく「TOPページ」と呼んでいた。氏にとって、このアイコンは「家=ウェブサイト」の入り口か。
あぁ、自分の思い込みも危険だなぁ orz