どっちもどっち

の: えーん。○ラえもーん。○ャイアンが酷いんだぁ。
ド: やれやれ、またか。
の: あのね。ぼくがね…
ド: ちょっと待って。タラララッタラ〜♪ どっちもどっちモノサシぃ。
の: 何?それ。
ド: これはね、物事を相対化して測ってくれるモノサシなんだ。さぁ話してごらん。
の: うん。あのね。ぼくが…って云ったらね、○ャイアンが…って云うんだ。
ド: あーどっちもどっちだねぇ。
の: えっ?
ド: ほらっ。こっちが○び太君の云い分で、こっちが○ャイアンの云い分。同じ長さでしょ?
の: …うん。
ド: だから、どっちもどっち。
の: でもね!ぼくが……………って説明してもね、○ャイアンは……………って云うんだ。
ド: …。
の: ○ラえもん?
ド: ぐぅー。はっ!ごめんごめん。…やっぱり同じだねぇ。
の: …。
ド: どっちもどっち。
の: …じゃあ、この2本のエンピツを測ってみてよ。
ド: どれどれ。…同じ長さだねぇ。どっちもどっち。
の: …2本揃えて比べてみろ。
ド: あれ?全然長さが違うねぇ。
の: …。
ド: でも大丈夫、そんな時は。タラララッタラ〜♪ どっちもどっちメガネぇ。
の: …。
ド: …「何?それ。」って聞かないの?
の: …。
ド: まっいいか。これを掛けると両方同じ長さに見え…あっ!何するの!?○び太君!
の:お前、他人の話聞く気あんのか?