私が神様と手を切れない事情

私は宗教者ではない。当然、「無宗教」などという「無」を信仰する奇妙奇天烈な宗教も持たない。


私は正しく虚無主義者である。
ちなみに、宮崎駿風の谷のナウシカ」第7巻が私の愛読書である。私はこの1冊で宮崎駿を肯定する。例え同1〜6巻や映画版を含めた他のすべての宮崎作品がクズでカスであろうとも、この1冊をもって宮崎駿は全面肯定されなければならない。


そんな宮崎駿主義右派虚無主義者である私が、どうしても神様と手を切れないでいる事情がこれである。


オッカムの剃刀 - Wikipedia

「現象を同程度うまく説明する仮説があるなら、よりシンプルな方を選ぶべきである」

これはあくまで方法論や経済則であり真偽の判定則ではない、というのも頭では解っている。
しかし、シンプルにして十全な仮説を、私は「美しい」と感じる。そして、美しいモノは正しいモノであって欲しいとも思う。
だから、それを保証してくれる神様をどこか期待してしまうのである。




…美しいモノは正しいはずだ。いいや、正しくなければならない。それが正義である。


たった1つの式でシンプルに書ける処理を、if文を並べてゴテゴテ書いたコードは美しくない。醜い。間違っている。
例えテストに通ろうが、そんなことは関係ない。絶対に間違っている。俺は認めんぞ!
「動けばどっちでもいいじゃん。」だぁ?
お前は悪魔か?そんなことを云う奴は悪魔に違いない!


だから神様、不必要で醜いコードを書く奴らを天罰で滅ぼしてください。