フリーソフトウェア界隈の議論を参照した方がいい

精密に書けなかったので要点だけ。


http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20080620/1213943040


「有償-無償」の問題なのではなく、経済を廻すことが「善い」ことなのである。資本主義では。だから、その「無償」が結果的に経済的循環を妨害するなら「悪い」ことだし、そうでないなら無問題。


それと「作品の自由化」は異なる。これは「作品」を経済活動から自由にする運動であり、社会革命的なのである。こちらを見据えて「無償は駄目」と云っているのなら政治的闘争になる。それはご随意に。


そして「ニコニコ動画」は更に別のこと。あれは「作品発表の場」だ。無償で作品を「提供」しているわけではない。例えるなら路上ライブの様なもの。プロのミュージシャンが路上ライブを行うのを禁ずるのは個人の自由の妨げであろう。或いは、プロの文筆家がブログを書くことも同様。


件の三浦氏が間違っているのは、「ニコニコ動画での作品発表」と「ニコニコ動画関連の仕事」を混同していることと、「ニコニコ動画」と「作品の自由化」を混同している(らしき)こと。


[追記]
「作品の自由化」によって自由になった「作品」を「商品」として用いることもまた自由である。その場合は「作品」に付加価値を付けなければ「商品」にはならない(売れない)が。